火葬・お通夜(お逮夜)・葬儀
キリスト教式の葬儀
キリスト式葬儀
◆ カトリックとプロテスタント
キリスト教式の葬儀は教会で行うのが一般的。カトリックの場合は神に召されて天国で休息すると考え、プロテスタントでは天に召されて神に仕えると考えます。そのため葬儀での祈りは、どちらも神に向かって行われます。
◆ 葬儀・告別式
| キリスト教では、葬儀と告別式を分けずに行います。 カトリックとプロテスタントで違いはありますが、通夜や納棺など、日本で一般的な習慣が取り込まれた形で行われます。 カトリックの葬祭は神父の司式で行われ、ミサと呼ばれる通常の礼拝形式を基本にしています。 プロテスタントの葬祭は牧師の司式で聖書による祈りを中心にしています。 葬儀日程は仏式と同じように、亡くなった日の翌日に通夜、三日目に火葬・葬儀というケースが多いようです。 いずれの場合も、それぞれの教会で相談しながら進めるのがいいでしょう。 |
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◆ 葬儀感謝献金
キリスト教では、葬儀における神父や牧師の役目は日曜礼拝と同じで、特別に謝礼をいただくという考え方はしません。ただし、教会で葬儀をしてもらったら「葬儀感謝献金」を差し出すのが一般的です。
◆ 葬儀への参列
参列者は、空いている席から順に座ります。一般会葬者から先に入場して、棺と遺族を迎えます。賛美歌または聖歌を印刷したものが配られることが多いようで、讃美歌や聖歌は全員起立して歌います。弔問の言葉は「安らかにお眠りになられますように」などが一般的です。
◆ 御花料
御花料は仏式の香典にあたります。百合の花や十字架が印刷された不祝儀袋があり、御花料の額は故人との付き合いの深さによって仏式と同程度を目安に考えていいでしょう。
◆ 献花
| 仏式の焼香にあたります。 生花を1本ずつ受け取り、祭壇の前に進んで一礼して捧げます。 その後、祭壇から一歩下がって、手を組んで黙祷します。 最後に遺族、神父（牧師）に一礼して席に戻ります。 |
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キリスト教葬儀の予備知識
●葬儀への参列
一般参列者の服装は仏式と同様です。数珠は持参しません。焼香にあたるものとして献花が行われます。信者は十字をきりますが、一般の人は一礼で済ませます。香典の表書きは、「御花料」「御ミサ料」などとし、カトリックでは「御霊前」の表書きも書くことができます。
●花は生花で
キリスト教式では、造花を飾る習慣がないので生花を供えましょう。供える花は白一色に限られています。教会によって供花の制限があるので、宛先は故人の自宅とし、花屋に贈り先がキリスト教であることをきちんと伝えましょう。しかし、供花辞退という場合は、先方の気持ちを尊重するのが礼儀です。花を贈りたい場合は、事前に喪家へ問い合わせするといいでしょう。
