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葬儀・葬祭の知識

葬儀・葬祭の知識
火葬・お通夜(お逮夜)・葬儀

お通夜・お逮夜のすすめ方

お通夜・お逮夜

葬式の前の夜、遺族や親戚、知人が、故人と生前同様に最後のお付き合いをしながら、故人の霊を慰めます。もともとは故人が生き返ることを願って、夜を徹して故人の生前の徳を讃え、思い出話を交わしながら過ごしました。近年は住宅の都合などにより、葬儀会館で行うことも多くなっています。
秋田県内では、火葬が終わった葬儀前夜に〈お逮夜〉として執り行う場合が多いようです。参集者は、地域によって近親者のみであったり、葬儀より多く招く場合もあります。また、執り行わない地域もあるので、それぞれの風習に準じて対応します。

お通夜の準備
1世話人・お手伝いの手配

親戚や親しい友人、隣近所の人など数名に世話役をお願いすることがあります。その際は役割分担を決めましょう。喪家の留守番や僧侶の送迎、会計、受付、車両関係など、必要な役を担当してもらいます。連絡事項や物の持ち出し、お金の出し入れなどは記録し、領収書も欠かさず保存しておきます。人数が多い場合は葬儀後のお礼を欠くことがないように、世話役のリストを作っておきましょう。世話役と葬儀社の連携を図りながら、滞りなく進めます。

 

2道案内・駐車場

自宅での葬儀の場合、道案内を表示する場合もあります。弔問客が次々に訪れるので、できるだけ早く表示します。表示を張らせてもらう家には、事情を説明して了解をいただきます。
車で来る弔問客のことを考え、駐車場に配慮し、ご近所の駐車スペースを借りるなどの交渉もします。もし、通行に支障が出るような場合は、近くの警察に道路使用許可を申請します。

 

3会場の設営

準備するものや段取りについて、事前に葬儀社などに相談しましょう。
所定の場所に受付を設ける場合、名刺受け、香典受け、会葬者芳名録、筆記用具などを用意します。弔問客に手渡すお返しも確認し、セットしておきます。 席次は、祭壇前に喪主と遺族が座り、故人の上司、お世話になった方や友人はその次に座ってもらいます。そのほかの弔問客は、来着順に座るよう、ご案内をお願いします。

 

4供花・供物の並べ順
供花・供物が届いたら、名札の肩書き、氏名を確認します。
並べる順番は、基本的には故人との関係が深い順ですが、社会的な地位を尊重して決めることもあるため、世話役や葬儀社は喪家の意向を聞きながら並び順を決めます。
ある程度整えた後に届いたものは、到着順にします。
お通夜・お逮夜のすすめ方
1式次第…地域や宗派によって異なります
参列者全員で僧侶を迎えます。
進行係が開式を述べた後、僧侶の読経を拝聴します(その後、僧侶の法話があることもあります)。
そして、喪主、遺族、親族の順に焼香しますが、葬儀委員長を立てた場合は、喪主の前に焼香することもあります。
続いて弔問客が順に焼香します。
僧侶を見送るときは、全員で合掌礼拝します。最後に喪主がお礼の挨拶をします。
2通夜ぶるまい

お通夜の後、お礼と供養を兼ねて料理をふるまうのが通夜ぶるまいです。招く人は、電話で事前に連絡をしておきます。かつては精進料理を出しましたが、近年は手軽につまめる寿司やオードブルなどを用意することが多いようです。清めの意味からお酒を用意したり、招いた人たちに引き出物を出すところもあります。通夜ぶるまいの料理は地域ごとのしきたりがあるので、詳しい世話役や葬儀社に相談して決めましょう。あまり長時間になると喪家の負担も大きいので、世話役は一定の時間がきたら、お引き取りいただく旨を伝えましょう。

 

◆ 神式のお通夜
神式では、葬場祭の前夜に「通夜祭」が営まれます。
祭壇に故人の好物や洗米、水、塩、果物、酒などをお供えし、斎主(神職)が祭詞を奏上し、拝礼します。
そして斎主、喪主、遺族、親族、一般参列者の順に玉串を捧げて拝礼します。
この後、仏式の通夜ぶるまいのように、参列者を直会(酒食)でもてなし、故人を偲びます。
通夜祭と「遷霊祭(せんれいさい)」と呼ばれる儀式を、同じ日に引き続いて行う場合があります。
◆キリスト教式の通夜
葬送儀礼は、カトリックとプロテスタントでも異なります。
カトリックでは通夜についてとくに規定はありませんが、遺影、花などを飾り、聖歌合唱、祈り、献花などを行います。
プロテスタントでは「前夜式」と呼び、棺が安置された部屋に親しい人が集まって、聖書朗読、祈り、聖歌合唱、献花などを行います。
通夜ぶるまいには茶菓や食事を用意し、酒は出さないのが普通です。
戒名・お布施
●戒名・お布施

お通夜の前日まで菩提寺の僧侶に故人の戒名、法名、法号をつけていただきます。故人の業績、人柄や先祖の例を参考とし、戒名が決まったら、白木の位牌に書いていただき祭壇に飾ります。浄土真宗では位牌に代わり、法名軸(葬儀の際は白木の木札)を用います。このとき、併せて葬儀の進行、流れを僧侶と相談しておきます。
葬儀・法事を執り行う僧侶にお渡しする「お布施」は、読経、戒名などへのお礼として葬儀の後にまとめて渡します。
金額の目安は、菩提寺との関係や前例を元に、檀家で詳しい方、経験豊かな方、葬儀社などと相談しながら包んでください。また、数人の僧侶をお願いしたときは、人数分を一つにまとめます。ほか、通夜の読経や葬儀後の法要は、その都度「お車料」を用意します。半紙に包んで「お布施」としたため、お盆にのせてお渡しします。

●遠隔地での通夜

喪家から離れた県外の病院などで死亡したときなど、病院の霊安室を借りてお通夜を執り行うこともあります。病院出入りの葬儀社を紹介してもらい、現地で密葬して自宅で再度通夜、それから葬儀を行うこともありますので、相談しましょう。

●通夜ぶるまいでは静かに

通夜ぶるまいは、遺族や弔問客と静かに故人への思いを語り合いながら冥福を祈る場です。すすめられた料理は少しでもいただき、酔い過ぎて大声で話したり、場違いの話題を持ち込むのは慎みましょう。お開きになったら、名残惜しくても長居せず失礼しましょう。

●香典の表書き・連名の場合は?

表面の中央の下に氏名、裏面の左端に住所と金額を、薄墨で書きます。連名の場合は、右側から順に目上の人の名前を書きます。個人名を書くのは3人程度までとし、それ以上は○○一同として、全員の氏名・住所を別紙に書き込んで中包みに入れます。遺族と面識のない場合は、名刺を貼ることもあります。

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