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How To自分の“ 想い”を伝えるはじめての生前整理

近年、“終活”と併せて注目されている「生前整理」。
耳にする機会が増えていても、実際にどんな意味があるのか、どうしたら良いのかわからない人も多いのでは?
ここでは、秋田県内で活動する整理収納アドバイザー認定講師・畠山輝美さんに聞いた「生前整理」のお話をご紹介します。

 

Q.生前整理ってなんですか?
A. 「生前整理」と言うと、死に向かうネガティブなイメージがあるかもしれませんが、実は自分の人生を輝かせるためのものだと考えています。
物を片付けることだけではなく、自分は本当はこういう人で、こんな人生だったという〈情報=想い〉を正しく家族に伝えることが大きな目的になっているんです。
自分の葬儀の時に紹介されるプロフィールが、もし事実と異なっていたら…天国でモヤモヤした気持ちを抱えてしまいますよね(笑)。
そうならないためにも、元気なうちから自分の想いを家族や親しい人に伝える機会として、始めてみると良いかもしれません。

 

Q.具体的に何をするんですか?
A. 決まりはありませんが、まずはお家の中にある物理的な〈物〉の片付けから始めることが多いです。
その後に、自分の生い立ちや近しい人のことだったり、〈情報=想い〉の整理に入っていきます。
進め方はさまざまですが、衣類や本、書類など、必要と不必要なものの分別が簡単なものから進めていくのがオススメ。
そのうち選ぶのに慣れていき、物への想いの感度レベルが上がっていくので、分別作業も早くなってきます。成果が出ることで継続するモチベーションにもつながります。

 

Q.いつから始めたら良いですか?

A. 興味を持ったらその時がタイミングです。いつどうなるかは誰にもわからないことですし、現時点での自分を振り返るための作業なので、年配の方だけでなく、若い方でもやってみると発見があるでしょう。「親に生前整理を始めて欲しいけど言いにくい」という相談をよく受けますが、そんな方には、「まず自分でやってみましょう」と勧めています。自分の体験を伝えたり、親と一緒に考えることで、お互いの気持ちも知ることができますし、前向きな姿勢で取り組めるようになると思うんです。そして一度整理して終わりではなく、節目で見直してほしいです。物への価値観や想いは変わっていくものなので、“今の自分の気持ちを大事にしよう”ということを伝えています。

 

Q.整理で大切にすることは?

A. 整理される方の物や情報に対する〈想い〉が一番大切です。物を片付ける上でも、交友関係などの情報を整理する上でも、その人にしかわからない思い出や事情がたくさんあるもの。以前聞いた話ですが、お母さんのお葬式で喪主を務めた娘さんが、弔辞をお母さんの友人にお願いしたんです。でも実は、その友人はお母さんが本当は嫌いだった人で、友人たちの間では周知のことだったけれど、娘さんは知らなかったという、ちょっと悲しい出来事があったそう。目に見える物も大事ですが、自分のためにも想いはちゃんと責任を持って家族に伝える・残すなど、自分の人生をプロデュースすることが大切です。

教えてくれたのは

整理収納アドバイザー
畠山 輝美 さん

【プロフィール】

ココロと暮らしのコンサルタントとして秋田県内を中心に活動中。民間企業へ勤める傍ら、NPO法人ハウスキーピング協会整理収納アドバイザー2級講座の認定講師として、毎月1、2回講座を開講。近年は、「こんまり®流片付けコンサルタント養成講座」を修了するなど、より深い知識と実践経験を身に付けながら、「整理する」ことの魅力を多くの人に広めている。

TEL:090-7932-9603 taichi.mina@gmail.com

インスタグラムアカウント @terumin_kurashidoremifaso
https://kurashidoremifaso.com/

  
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